一般社団法人 建材技術センター

コンクリート強度試験Concrete strength

最先端のソフトコアリング試験

ソフトコアリング試験は国土交通省が認めたNETIS(ネティス)に登録されている建造物へのダメージを大 幅に少なくする事が出来る最先端のコンクリート調査技術です。従来に比べわずか1/4の直径(従来Φ 100mm→新技術Φ25mm)の試験体にて同等の精度で試験結果を出すことが出来るため主要構造部材の試 験や従来では難しかった強度にシビアな構造体や完成直後の建造物の試験、またコアサイズの小ささ故に鉄 筋損傷のリスクも大幅に低減するコンクリート品質の証明に大きな可能性をもつ試験技術です。国際基準で あるJNLAを取得したコンクリート試験場でのソフトコアリング試験は2020年現在、北海道内においては 弊社唯一となっております。

ソフトコアリング

小径ソフトコアリング試験のメリット

  • 主要構造部材から採取しても耐力上の問題となる可能性が少ない。
  • 過密な配筋状態でも鉄筋切断の可能性が少ない。
  • 採取が容易で採取後の補修が容易。
  • 長いコアを採取すれば深さ方向の品質分布調査が可能。

当センターは国が認定するJNLA試験所認定(試験を実施する試験事業者の体制、設備などが適切であるかどうかを国が認定する)を受けたJNLA認定試験所となっており、コンクリートの圧縮強度、コンクリートの曲げ強度試験においてJNLA標章(公的に認められる標章)を付した報告書を発行しております。

JIS A 1108 コンクリート圧縮強度試験

JIS A 1108
コンクリート圧縮強度試験

コンクリート系の材料は圧縮力に対して強い性質を持っている。そのため、構造物では自重等の圧縮力を受持つ建材として用いられる。使用するコンクリートの試験体の圧縮強度を測定し、定められた強度性能があるかを確認する試験。
「JIS A 5308」「モルタルの圧縮強さ試験」も同等の試験内容となります。

JIS A 1108 コンクリート静弾性試験

JIS A 1149
コンクリート静弾性試験

コンクリートに掛かる圧縮強度と、コンクリートの歪量の関係を測定する試験。ヤング係数とも呼ばれ、構造設計する際の重要な要素となります。また、凍結融解(凍害)やアルカリシリカ骨材反応によりコンクリートの組成が脆くなると、静弾性係数が低下するので劣化の判断材料などに用いらる。

JIS A 1152 コンクリートの中性化深さ測定

JIS A 1152
コンクリートの中性化深さ測定

高アルカリ性であるコンクリートは空気中の二酸化炭素などと反応してアルカリ性が低下します。コンクリートのアルカリ性が失われるとコンクリート内の鋼材が錆びる原因となるので試験薬を用いてコンクリートのアルカリ性を確認します。

JIS A 1129-3 モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法(第3部:ダイヤルゲージ方法)

JIS A 1129-3
モルタル及びコンクリートの長さ変化測定方法(第3部:ダイヤルゲージ方法)

コンクリートは乾燥することにより収縮しようとしますが、鋼材等で拘束されていると引張応力が発生し、ひび割れの原因となります。所定の条件下で乾燥させたコンクリートが、どの程度、乾燥収縮するのかを確認します。

蛍光エポキシ樹脂含浸法によるコンクリートコアの微細ひび割れ観察

コンクリートコア試料に蛍光塗料を添加した超低粘度形エポキシ樹脂を低真空で注入し、硬化後 コアを深さ方向に切断し 切断面に紫外線を照射することにより、 微細ひび割れの情報を可視画像として得ることにができる。

JIS A 1107
抜取りコンクリートの圧縮強度試験

既存のコンクリート構造体より採取したコンクリートコア(試験サンプル)の圧縮強度を測定する試験。構造体の耐震性能や劣化状況の判断材料、新設構造体に使用されたコンクリートの強度確認に用いられます。

シュミットハンマーによる硬化コンクリートの強度推定

コンクリート表面に打撃を加え、その反発度を測定してコンクリートの強度を推定する方法です。強度試験に比べて精度は劣りますが、構造物に与える損傷を最小限に抑えて検査する事が可能です。

ソフトコアリング協会所有技術 「ソフトコアリングによる圧縮強度推定」

構造物より試験体を採取して圧縮強度を推定する試験。従来の試験より小さな試験体で行うため、構造物へのダメージが少なく、壁などの厚みの少ない部材からでも試験体が採取できる。中性化深さの測定などにも用いることが可能。

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